現場で働く人間

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しかし、現場で働く人間には主体性が求められてない為、仕事に対する意欲、意識は決して向上しません。 与えられた仕事を出来るだけ、楽にやり過ごそうとしたくなるものです。 又、発注主である建主には、末端でどのような作業が行われているかは、ほとんど知らされておりません。 その結果、手抜き工事、欠陥住宅などを生み出す原因の一つとなってしまったのでは、ないでしょうか? 私達の地場の工務店の仕事の仕方は、元々そうではありませんでした。 地元の棟梁の元、みんなで助け合って1軒の家を築いていったのです。 その姿を見直し、改めて現代の家作りに応用できないかと考えたのが「水平分業」のシステムです。

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工務店を中心とするものの、各専門職との関係はあくまで同列で水平的なもの。 設計者や現場監督からの指示はありますが、それをどう消化するか、どう取り組むかは職人それ ぞれのノウハウを生かしてもらいます。 私達が取り組む住宅は、建主の皆さんが主人公ですから、一軒事に内容が異なるものになります。 一から建てる現場では、施工者からの発想にも助けてもらう必要があるのです。 職人さん達の意見は、月に一度の会合の場でフィードバックされ、設計にも反映される事が多々あります。